一段深い気づきを残す仕事とは何か
仕事をしていると、「正しいこと」を伝える場面は多くあります。
数字、条件、実績、理屈。
どれも大切で、欠かせない要素です。
けれど最近、私はこう感じるようになりました。
本当に印象に残る仕事は、正しさの一歩先にあるのではないか、と。
例えば、看板の提案でも同じです。
「交通量が多い」「視認性が高い」「費用対効果が良い」
ここまでは、どの業者でも説明できます。
その先で
「この場所なら、御社の“次の一手”を支えられると思います」
そう一言添えるだけで、話の深さが変わることがあります。
これは、知識やテクニックというより、
相手の立場に一段深く入り込もうとする姿勢なのだと思います。
以前、ある打ち合わせで、
提案資料は完璧だったのに、なぜか手応えが薄いことがありました。
帰り道に振り返って気づいたのは、
「相手の不安」に触れていなかった、という点でした。
条件の説明はしても、
「なぜ迷っているのか」
「何が一番怖いのか」
そこを言葉にしていなかったのです。
次に同じような場面があった時、
私はあえてこう切り出しました。
「正直、この点が一番気になっていませんか?」
その瞬間、空気が変わりました。
相手が本音で話し始めてくれたのです。
一段深い気づきとは、
相手に「なるほど」と言わせることではなく、
相手自身が気づいていなかった思いを、そっと照らすことなのかもしれません。
派手な言葉はいりません。
大きな成果を語る必要もありません。
・少し立ち止まる
・一つ余計に考える
・一言、踏み込んでみる
その積み重ねが、
「この人に相談してよかった」
という感覚につながっていくのだと思います。
年齢を重ね、経験を積んだからこそ、
スピードよりも深さを選べるようになりました。
これからも私は、
答えを急ぐより、
一段深い気づきを残せる仕事を心がけていきたいと思います。
それが、長く続く信頼につながると信じて。
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