「当たり前」が守られているという価値
厳冬期に入った秋田市。
雪はもちろん、冬特有の強風、そして時には暴風が吹き荒れます。
そんな日が続くと、私の頭に自然と浮かぶのは
「看板は大丈夫だろうか」「広告塔に異常はないだろうか」ということです。
風が強まる夜などは、正直なところ落ち着きません。
翌朝、現地を点検し、何事もなかったように看板が立っている姿を確認できた時、
胸をなで下ろし、ようやくホッとします。
この「ホッとできる瞬間」は、決して偶然ではありません。
弊社の広告塔や看板が、強風や暴風に耐えられる設計・施工になっているのは、
日頃から力を貸してくださっている協力会社の皆さんのおかげです。
目に見えない部分の強度計算、
冬の秋田という環境を前提にした施工。
どれも、表に出ることはほとんどありません。
けれど、
「そこに立っていて当たり前」という状態をつくることほど、難しい仕事はない
と、年々強く感じるようになりました。
何も起きない。
壊れない。
倒れない。
一見すると、普通で、当たり前のことです。
しかし逆説的ですが、
それは決して普通でも当たり前でもありません。
もし一本でも倒れれば、
もし一枚でも破損すれば、
それは広告主様、通行される方々、地域全体に影響を及ぼします。
だからこそ、
「何も起きない」こと自体が、
実は非常に高度で、責任の重い成果なのだと思います。
この仕事をしていると、
成果は“目立つ形”で評価されがちです。
しかし本当に価値があるのは、
問題が起きないように、
誰にも気づかれないところで支え続けている仕事なのかもしれません。
暴風のあと、
変わらず立っている看板を見て感じる安心感。
その裏側にある技術と誠実さに、
改めて深い感謝の気持ちを抱きます。
「当たり前を守る」
それは派手ではありませんが、
信頼を積み重ねるうえで、最も大切な仕事です。
これからも、
この“当たり前”を当たり前として続けられるよう、
協力会社の皆さんと共に、
一つひとつの仕事に向き合っていきたいと思います。
静かに、しかし確実に。
#秋田市 #マーチエーディング